パハロ デル ソル −太陽の鳥−
   世紀末を突き抜ける 不思議な歌の世界

みなさん、この歌はお好きですか。
私は、この歌のかもし出す 不思議な世界が好きでよく聞きます。


歌詞は、「衝撃」「褐色」「光年」といった硬質な言葉が並び、乾いた感じを作っています。
リズムは、なんというのか知りませんがラテン風で、メロディは、すごくシンプル。
それが、独特の歌詞とあいまってけだるく退廃的な感じを与えているように思います。


下に、この曲の歌詞をのせました。
真梨子さんの歌う歌詞では、「は行」の音がもっとも好きです。この曲には、「ふるさと」「ほしくず」「ほほえむ」「ふたたび」「はためき」「ひそう」など、「は行」が主役で聞いていて耳に心地よく響きます。それに、かぶさるようにしょうげき」「げんがく」「まいあがる」「よみがえる」「かがやく」などの、「が行」の、「何だ?」と思わせるような声の響き。
この対比が、さらに 不思議な雰囲気を作っているように思います。


この曲の歌詞は、言葉のリズムを意識したさまざまな「工夫」があります。
その一つが、「繰り返し」です。例えば、下の歌詞の下線を引いたところです。
「やくそく」「ふたたび」「ここ」や「ときすぎて」「それぞれ」「ほほえむ」など、同じ子音、母音の繰り返される言葉の多いこと。これが、この曲に、独特のリズムを作っています。


下の、歌詞を 色のついた文字。下線のついた文字に注目してゆっくり読んで見てください。そのあと、この曲を聴くと、いままでとは違って真梨子さんが「うんうん うなりながら」歌詞を作っている情景が目に浮かんできます。

本当ですよ。
(TKN 99.1.31)

(A)
るさと ほしくず

しょう こもりう

あまかける とうひこう

かっしょくの パハロ デル ソル


(B)
ときはるか みたという


あのやくそく たた

ここに よみがえる むねのはためき

せかいじゅうに とどけと


(A’)
 こうねん

 セレモニー

うみぜの とうなり

ひとびと うたごえ



(B')
ときすぎて な それぞれ

をかざし ほほえむ

ゆめにしばられた ひそうなたたかい

もえたひびは かがやく


(A'')
 しが

さいねん あすにむけ

まいあがる  せきえい

かっしょく  パハロ デル ソル















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