広島県西城町六の原地区訪問
(08.10.27 訪問)

六の原は、鉄穴流し遺構がほぼ完全な姿で復元されている。また、今は埋め戻されているが製鉄炉跡があった。南側に流れている川で、かなくそを探すと簡単に見つかった。

 
左 遺構南側の川(六ノ原川)
右 かなくそ (写真中央下)

 
かなくそ 小粒なもの。
こぶしより少し小さいくらいのものが多かった。  

  
出雲峠からの谷川下流(鳥尾川)  よどみにたまった花崗岩の砂
この川の右岸に、水路跡に見えるところがある。



金屋子神社の森

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
広島県まで来たので、たたら製鉄、鉄穴流しの資料を求めて東城町役場を訪ねた。たたら製鉄調査に訪ねてくる人も多いと見え、すぐに教育委員会に紹介された。ここで「東城町史 備後鉄山資料編」を購入。この中に「東城川流域の鉄穴跡地分布図」があり、六の原は西城町に位置するが、この図が魅力でいきおいで買ってしまった。

東城町図書館は小さな図書館ではあるが、近世古文書関連の図書が充実。「芸藩通志」は、古いもの、復刻版、最新のものまで利用者が多いのか、3種類あった。備後の国、恐るべし!


「東城町史 備後鉄山資料編」と 「東城川流域の鉄穴跡地分布図」


「東城町史」 口絵の鉄穴流しの様子を示す写真(昭和初期)
右上は、鉄穴場で土砂採取の様子
右下は、池で土砂・砂鉄を攪拌の様子

(08.10.29)



戻る

表紙へ