曲を聞くと・・・・ tiptopを聴くと、女と男の別れの情景が目に浮かんできます。その情景は、はっきりしていたり、かすかにイメージが浮かんでくるものだったりします。そこで、男の女の距離が、その情景の中でどれくらいあるのか、私の勝手な想像で計ってみました。同時に、歌の主人公である女性の今の姿勢と、これからの姿勢について私なりの感じを記入しています。
(△はどちらかといえば) 女性の毅然とした、前向きの姿勢 tiptopの歌詞には、女性の毅然とした態度、前向きの姿勢が歌われています。これが、今回のアルバムが特に明るく、力強いと感じる理由の一つです。もう一つの理由は編曲。シンプルなリズムが力強さを感じさせています。 アルバムの構成は遠く、近くそして遠く アルバムの構成は、「二人の距離」を見てもらえば一目瞭然。オープニング「君の海に」200kmから「Excuse me」で20cmまで近づき、次第に離れてエンディング「海色の風」では、10000km。一人一人の世界が、大きな世界につながっていることを感じさせようとしているのでしょうか。 ヒット曲は身近な世界から 一押し投票で人気があったのは、身近な世界を歌った「もうちょっと見つめて」から「軌道」までの4曲。地球規模(!)の曲は、人気がありませんでした。 「ごめんね」路線で行くなら、「もうちょっと見つめて」を、あるいは”てまり”のアンケートを尊重してくれるなら、若い人をねらって「軌道」を、引き続きシングルカットするといいと思うのですがいかがでしょうか。ビクターさん、お願いです。(TKN 97/11/15) |