新見市神郷町 油野地区 現地訪問
(08.9.1 訪問)

油野は、明治期までたたら製鉄が営まれていたところで、三室川ダムの湖底に沈んだ「大成山たたら遺跡群」がよく知られている。では、その砂鉄はどこで、採取したのであろうかと疑問を持ち、三室で聞き取りを行ったが砂鉄採取、鉄穴流しのことは知らないとのことであった。
しかし、三室川最上流の一帯を昔から、「タタラ」と呼んでいる。また、かっては、家のまわりでも、かなくそを見ることができたとのことであった。上流のどこで、たたらが行われたのかはわからない。

以上の情報をもとに、三室川にかなくそを探しに行った。下に拾ったかなくそを示す。場所は、三国山登山口への分岐点のやや下流。いずれも、川から拾ったもので、かなくそ散在地は見つけられなかった。三室川をさかのぼると、かなくそ散在地があるはず。雪が降る前に、どこから流れてくるのか特定し、たたら製鉄の跡地を見つけたい。


かなくそ その1
磁石つかない


かなくそ その2
磁石つかない



かなくそ その3
磁石つかない

(08.9.3)




岡山のたたら製鉄

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