「1701〜1920年におけるたたら製鉄による掘り崩し土砂量と鉄生産高(錬鉄換算)」
出典  岡山県史 自然風土 P48  表3
 

1701〜1920年におけるたたら製鉄による掘り崩し土砂量と鉄生産高(錬鉄換算)

土砂量(百万m3)鉄生産高(万t)
安芸国
備後国
備中国
美作国
播磨国
石見国
出雲国
伯耆国
    5
  366
  106
   91
   43
  394
  251
  252
  1
 66
 19
 16
 7
 67
 45
 45
合計1,508266

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備中国と、美作国での土砂量の合計は 197百万m3である。
土砂採掘で平均5mの深さまで掘り崩したとするとその面積は 39.4百万m2となる。
これは、394km2=20km×20km。

案外狭いように思うが、備中、美作の面積 5,206km2の 8% にあたる。
5,206km2は、花崗岩地帯以外も含んでいるから、実際には もっと割合は多くなる。
山の面積の10%以上の範囲を崩したとすれば、驚き!

さらに、この土砂が平地を作った面積は 岡山県(備中、美作、備前)全体の面積 (7110km2)
と比べれば、高さ5mならば 6%。 高さ2mとするならば 14%。結構な広さ。 
                  
(07.12.4)




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