コンサート便り |
98/1/31(土)座間ハーモニーホールでのコンサート 「真梨子さん、ありがとう」 〜感動と、興奮を全国のファンの皆さんに!〜 ( by ファンタ) 時間ぎりぎりに会場へ まだコンサートを観たことがない方、たまにしか観ることができない方達が、このコンサート便りを読んで、少しでもコンサート会場にいる様な雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。 座間ハーモニーホールは2〜3年前に出来たばかりで、真梨子さん達もコンサートをやるのは初めてだそうです。あまり大きくはないんですが、近代的な造りになっています。 私は乗り換えの電車を間違えるというチョンボをしてしまい、タクシーで時間ギリギリに駆けつけることになりました。 席に着くと間もなくコンサートは始まりました。この日はなんと、一番前の席が取れたんです。 もう目の前がステージという感じです。 さぁ、オープニングです。 暗がりのステージの中、ビートの効いた音にのってメンバーが次々と現れます。 全員が揃ってリズムをとりながら演奏を始めると、パッとライトが点き 真梨子さん登場。 黒のハイネックのロングドレスです。曲は、 「ハッピーエンドは金庫の中」 階段を降りながらステージの前まで来ると、ギターを弾いているヘンリーさんと顔を見合わせニッコリ笑う。 「動く高橋真梨子が見られます」と言われたこの曲ですが、前回のツアーでも好評だった振りをまたやってくれました。 「ヒ・ラ・ヒ・ラ淫ら」 「もうちょっと見つめて」 と続きます。 3曲終わったところでおしゃべりが入ります。 その日によっていろんなことを話してくれるのですが、気分によってはかなり個人的なことも話します。 この日は、真梨子さんとヘンリーさんのなが〜い付き合いの話。 真梨子さんの体重が40Kgだということ・・・エトセトラ。そして、 「君の海に」 「はがゆい唇」 「遥かな人へ」 と3曲歌い、 次は「真梨子さんが今日歌いたい曲」(Today's menu)のコーナーです。 普通は2曲なんですが、最初に「桃色吐息」のショートバージョンをおまけに歌ってくれて、 「夜明けのララバイ」 「ファジーレストラン」 と2曲続けて歌ってくれました。 「夜明けのララバイ」というのは、昔ヘンリーさんが作曲したものだそうです。この後、 「軌道」 「フレンズ」 と2曲歌って第一部が終わります。 「フレンズ」というのは、前回のコンサート便りにちょっと書いてありますが、コンサートでしか聴けない曲です。 今のところレコーディングするつもりはないそうなので、お聴きになりたい方はぜひコンサートにいらして下さい。 キサブローさん作曲のとてもいい曲です。 ここで真梨子さんが衣装変えのために引っ込みます。 その間はヘンリーバンドが、全員マーチングで頑張ります。 マーチングというのは鼓笛隊を想像していただければいいと思います。 これはメンバーの特徴が出て面白いです。 ヘンリーさんはチョー真面目にビシっとキメてますが、万照さんは照れくさいのか、今にも笑い出しそうな表情でやってます。 マーチングが終わると、真梨子さんが衣装を変えて登場します。 軽快なロックで始まった第2部 第二部の最初は、 「Excuse me」 「背中から撃たないで」 と、ロックっぽい曲が続きます。 衣装も、皮(に見える)のミニスカートとベスト。 ロックンローラーっぽく鋲が打ってあります。 ベストの中は真梨子Tシャツです。 ヘンリーバンドも全員このTシャツを着ています。 真梨子Tシャツ、真梨子ブルゾンは会場で売ってますので、よろしかったらどうぞ。(^^; ここの2曲で真梨子さんが、それぞれサックスとギターを披露してくれます。 そして3曲目は 「ストップマイラブ」。 独特の紫色のライトが印象的です。 次に、ヒット曲の「ごめんね・・・」を歌い、 ラストは「for you・・・」です。 「for you・・・」のイントロが始まると、客席から拍手が沸き起こりました。 何度聴いても胸が熱くなるようなメロディです。 完全に「高橋真梨子の世界」に包まれて、幕が降りてゆきます。 大きな拍手でアンコール 暗闇の会場の中からアンコールを要求する手拍子が起こります。 最初はバラバラだった手拍子が、だんだん揃って大きくなっていきます。 しばらくすると幕の向こう側から、手拍子に合わせてドラムの音がドンドンと聞こえてきます。 ドラムとみんなの手拍子が一つになった時、幕が開きアンコールが始まりました。 白いロングドレスに身を包んだ真梨子さんが、軽快に 「グランパ」を歌いながらステージを歩きます。 きれいです。 華やかな笑顔と「グランパ」の明るいメロディが会場を最高に盛り上げてくれます。歌う時にはほとんど動かない彼女も、この時は右に左に歩きながら、にこやかに手を振っています。 「グランパ」を歌い終わると、客席からみんなが一斉にプレゼントを渡しに来ました。 プレゼントを渡すのはアンコールの1曲目が終わった後と決まっています。 その中に一人、小学生ぐらいの男の子がいて、プレゼントを渡しながら何やら真梨子さんに話しかけています。真梨子さんが笑っています。 みんなからのプレゼントをもらってマイクスタンドの前に戻りながら、「さっきの男の子に”厚生年金の時より良かったです”って言われちゃった。」と真梨子さんが言うと会場中大笑いになりました。 そしてここでヘンリーバンドのメンバー紹介があり、少しおしゃべりが入ります。 万照さんの“地味”な手品もここで見られます・・・が、今日は失敗したようです。(^^; 涙を見せた彼女の挨拶 「私はもう30年近く歌い続けてきました。」 「永く歌ってきたから、こうしてここで皆さんともお会いできたし、これからも歌える限り歌っていきたいと思います。」 と彼女が挨拶をすると会場からは割れるような拍手。 声がいつもと違います。ちょっと震えているようです。 笑ってごまかしていましたが、私には彼女が少し涙ぐんでいるのが分りました。 ☆私達はいつまでも応援しているよ! 真梨ちゃん!☆ こうしてほのぼのした雰囲気の中で、コンサートも大詰めを迎えました。 残りはあと2曲。 静寂の中、宮原さんのピアノのイントロが始まりました。 しとしと降る雨を連想させるライティングも素敵です。 ピアノだけの伴奏で、真梨子さんが「無伴奏」を歌い始めます。 CDで聴くよりも、もっと悲しみが胸に染みてきます。 感動を伝える最後の曲「海色の風」 さぁ、あとは泣いても笑っても最後の1曲です。 曲というのは、その曲に似合う場所(状況)というのがあるものなんですね。 「私の一押し」ではあまり人気のなかった「海色の風」ですが、 コンサートでは圧倒的な存在感を見せつけてくれます。 ”世界は回っている・・・”と静かに歌い出す真梨子さん。 その歌声がだんだん力強くなっていきます。 バックには星がまたたく夜空に、地球と思われる大きな惑星が下から昇ってきます。 壮大な舞台装置も素晴らしいです。 真梨子さんが階段を登って行き、最後のフレーズを歌い終わると、 「どうもありがとうございました。さようなら。」という言葉とともに去って行きました。 ステージが暗くなると、スクリーンに真梨子さん、ヘンリーバンドのメンバーの顔が次々に写し出されます。 そして映画のラストのように、スタッフの名前が流れていきます。 真梨子さん、ありがとう フィルムが終わって客席のライトが点くと、私はもうしばらく座っていたい気持ちを振り切って「真梨子さん、ありがとう」という想いに満たされて会場を後にしました。 ************ この日のコンサートは去年のツアーの内容と全く同じでした。
曲目もToday's menuを除いて全て同じですので、リストは前回のコンサート便りをご参照下さい。 |